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三崚堂ブログ

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登園う○ち

4月のあたまから下の子(男の子)も保育園に通い始めました。
上の娘はもう年中さんで朝の支度もほとんど手がかからないということや、勝手知ったる保育園だということもあり、二人くらい大したことないだろうと思っていました。しかし予想外の事態が我が手を煩わせることになりました。
…というのは、息子が朝の登園途中で度々う○ちをしてくれまして、朝のオムツ替え(保育園では布オムツ生活)にやたらと時間が掛かってしまうのです。保育園ではう○ちの処理に温かい蒸しタオルを使わせてくれるのですが、それでオシリを拭いてもらうのがいかにも気持ち良さ気。こっちは時計を気にしながら時間との勝負をしているというのに。
先日は、時計に気をとられていたところ手元がおろそかになったのか、う○ちがコロコロッと絨毯の上に転がり出てしまった。ハッ(@д@)!!と思う間もなく、とっさに二本の指で摘んで元に戻してしまいました(^o^;
指に付いたう○ちを何事もなかったかのごとく温か~い蒸しタオルで拭きとりつつも、周りのママ達に見られたかも??と動揺してしまいました。だって新学期早々『う○ちを素手で摘むお父さん』と思われたくないですから。

最近気付いた息子の『登園う○ち』の条件。
①朝、家でう○ちをせず、
②抱っこ紐で抱かれて、
③自転車で登園、
した場合に『登園う○ち』をするようだ。
おそらく自転車のペダルを漕いだ時の膝の上下動が、抱っこされている息子のオシリの辺りを規則的な振動として伝わり、その振動が直腸を刺激して排便を誘うのではないだろうか。

ちなみに鍼灸にて排便を促進させる(つまり便秘の処置)には、
大腸兪、左腹結、中りょう、左腰眼、神門(澤田流)などのツボが効果的。
下痢だと、
梁丘、崑崙、中りょう、百会あたりでしょうか。

朝の規則的な排便は健康にはとても良いことです。その“規則的”なタイミングが“登園時”と重ならなければ喜ばしいことなのですが。このタイミング、何とかなりませんかねぇ?…てなことを赤ちゃんに言ってみても仕方のないこと。う○ちを手際良く処理する能力を身に付つけることにします。少なくともう○ちが外に転がし出さない程度に。
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花色々

今年の桜も終りました。今年は雨がなかったので長く咲き続けてくれました。花見らしい花見はしませんでしたが、我が家の窓から石神井川沿いの桜を毎日見られました。
北海道の実家からは庭の福寿草が咲いたと便りがありました。
私が高校生の頃。家の近くの雑木林を散策していた時、林の中を流れるチナイ川(アイヌ語・意味不明)の上流付近に群生している福寿草を見つけた。そこだけ日が燦々と照りつけ、たくさんの福寿草がキラキラ咲いていた。申し訳ないなと思いながらも3株ほど失敬して実家の庭に植え替えたところ、その翌年から毎春花を咲かせている…そうだ。その春から実家を離れて暮らし始めた私は、この季節に咲く庭の福寿草を写真でしか見たことがない。いつかチナイ川のほとりのように福寿草が群生する庭になってほしいと思ってる。
春の花の季節が過ぎるとしばらくはすがすがしい気候に恵まれます。そして梅雨入り。四季を感じられる日本の風土をありがたく思いつつも、季節の変わり目が体調を崩すきっかけになります。体調の変化に気をつけて過ごしていきましょう。

花粉症

最近、花粉が飛んでますね。私は花粉症ではないのですが、花粉が飛んでるのはよくわかります。あの何と表現してよいのか…、中学・高校時代の掃除時間に黒板消しをパンパン叩いて舞い上がったチョークの粉を鼻から吸い込んでしまった時のような感じ。花粉症がない方はそんな感じを想像してみて下さい。ムズムズしてきたでしょ?最近は粉が出ないチョークがあるそうですね。
そんな花粉症対策としても鍼治療は有効です。目や鼻のムズムズ感を抑えてくれます!興味のある方は是非ともお試しあれ。

すごろくみたい

ワールド・ベースボール・クラシックも終わり、何となく寂しい感じがしてしまう今日この頃。ちゃんと働いてるのかっ!と活を入れられそうです。
来週から下の子供も保育園デビュー。はたしてどんな感じになるのやら。上の娘はもう年中さんで保育園もあと2年。やっとここまで来たかと思ったところでふりだしに戻された。あと6年送り続けて親も卒園といきたいところだが、まさかまたふりだしへなんてことはないだろうな。

3月18日

お陰さまで、開業してから丸二年が経ちました。いろいろありましたが、なんとか保ちました。今後もコツコツと技術・実績を積み上げていけたらと思っています。

世の中の景気も一向に回復の兆しをみせず気分も滅入ってしまいそうですが、そんな時こそ体を治療してスカッとさせましょう。
3年目突入ということで、『ブログ見たよ』と言っていただければ、60分コースで1000円、40分コースで500円割引きします。皆さんスカッとしましょう!!

安岡正篤の言

「本当の学問というものは、立身出世や就職などのためでなく、窮して苦しまないということ、憂えて心衰えないということ、何が禍いであり、何が福であり、どうすればどうなるかという因果の法則―加福終始を知って、人生の複雑な問題に直面しても、敢えて惑わない、という条件を提出しているのです。これは我々にとってまことに痛切な教えであります。」(安岡正篤『知命と立命』)

普段、仕事に関わる勉強ばかりしていると、だんだん窮屈になってくる。時に一歩横道に逸れて上に記すような勉強に取り組んでみると、本来こういう勉強が本道なんだろうなと思える。
どちらも大切なのは言うまでもないのだが。

菜食

ある患者さんから『健康の為には菜食が良いのか?』という質問を受けた。

昔は食べる物も豊富ではなく粗食の時代が長かったのは事実であり、特に我が国のような農耕民族は菜食を主としてきたと思われる。そしてその食環境に適応し、腸が長いという特徴のある消化器系を作り上げた。
しかし意識して菜食をしてきたのではなく、それしか食べ物がなかったからそうしてきたわけで、肉食が体に良くないからという理由ではない。また腸が長いからといって肉食が向かないという理由にもならない。
戦後、肉食を含む欧米の食文化が流入し、日本人の体格は一回り大きくなった。肉食は菜食よりも栄養価が高く、体の成育の為に有利なのは事実であろう。

私は大学院生の頃に4年間菜食を通したことがある。当時『偉人・天才達の食卓』という本を読み、過去の著名な哲学者、科学者には菜食主義者が多かったということを知った。菜食をすれば彼らのようなインスピレーション溢れる研究者になれるのだろうか?周りに菜食している人は居らず答えを得ることは出来ない。ならば自ら試してみようということであった。
1年目は完全菜食で動物性蛋白質は鶏・魚・牛乳に至るまで一切断った。2年目からは少し緩めて魚は食べることにし4年間続けた。
さて、何が変化したのか。

①痩せた。当時68kgがベスト体重だったが1年後には60kgを切り、最少58kgまで落ちた。特に筋肉が落ちた。
②体臭が変わった。当時の彼女(今の妻)に『蓬(よもぎ)の臭い』と言われた。いわゆるお爺さんの臭いらしい。
③元気が出なくおとなしくなった。良く言えば穏やかなのかもしれないが、何事も「ま、いいんじゃない」的な無関心状態に近い。
④しまいには左手首を骨折した。

いわゆる栄養不良な状態である。当時お世話になっていた教授が、『菜食は難しく、キチンと栄養のバランスを考えてやらないと逆に体を壊す』と言っていたが、栄養などこれっぽっちも考えてなかった私の体はまさに教授の言葉通りになってしまった。
では、体は犠牲にしたもののインスピレーション溢れる研究者になれたのか?…なれていたら、今、せっせと鍼を打ってはいない。

…という経験から患者さんからの質問には、菜食をする必要はない、したいならキチンと栄養管理をすべきと答えています。
現代は昔と違って食べられる時代ですから、無理に制限する必要はなく、成育に有利なものはむしろ食べるべきなのではないかと思います。
『偉人・天才達』もただ単に肉を自由に食べられなかっただけだったりしてね。

追記・肉食に対して栄養云々からではなく、命を奪われた動物達の思いがどうのこうのというところから否定する人達もいるが、その辺についてはまた日を改めてコメントしたい。

一所懸命

開業時にいただいた胡蝶蘭が今年も花を付けました。
秋から冬にかけて外に置いていたら寒さにやられたのか葉が黄色くなって何枚か落ちてしまい、こりゃ今年はダメかなと思っていたところだったのでとても嬉く思います。お花屋さんに置いてある胡蝶蘭のように針金で矯正してないので三本の茎があっちこっち向いてますが、その方が我が家には合ってそうです。そろそろ鉢が小さそうなので、来年咲かせるには水苔を取り替えてあげないといけないかなと思っています。
いつも何気なく眺めていただけのたった一鉢の花でも、一所懸命花を咲かせる姿を見せられると愛しく思えてくるもので、そんなに頑張ってるなら鉢の植え替えや水やりくらいしか出来ないけれども協力してあげようって気になるものです。
『我以外皆我師』とは誰の言葉だったか忘れてしまいましたが、自分の視点を少しズラしてみるだけで一鉢の花ですら師となるものだと気付きました。
一所懸命って大切だ。




膝痛

2月に入りました。年明けから早朝ジョギングを始め1ヶ月経ちました。始めて2週間頃から両膝が痛み始め、3週間程で歩くだけでも痛くなり、もう若くないんだなぁと実感してました。
何とかしなきゃと思い自己治療を始めたところ3回の治療でほぼ完治しました。膝痛の治療は難しいといわれていますが、自分の膝を治療してみて気付いたこと多々ありました。
用いた経穴は、澤田流血海、鶴頂、曲泉、内膝眼、陰陵泉、さらに今回の治療で見つけた経穴。(調べてみたけど該当する経穴なし。思わぬ使える副産物です。)
各経穴にて搓捻して催気・行気し、推弩・搬てんにて守気する。
ズガ~ンと響かせた方が効果が高い。自分で打つものだから、鍼の響きが「来るか?来るか?キター!」っていう感じでちょっと怖い。そして「ク~~ッ」って言いながら守気する。最後にお灸をして気持ち良くしとく。こんな感じの治療でバッチリでした。これからは膝の治療には自信を持って当たれそうです。
これまでは患者さんのことを考えて出来るだけ響かないように処置してきましたが、それは誤りだと気付きました。治癒への近道は一時の響きを我慢することですね。患者さんにきちんと説明し了解をとって治療に当たっていこうと思います。
膝がつらい方、少しの勇気と覚悟を持って是非ご来院下さい。大丈夫、そんなには痛くないから…

テレビショッピング

前回のテレビショッピングの話で思い出した。私が大学院生の頃、巷間でキチン・キトサンブームが起こった。カニ殻に含まれる成分のキトサンを飲むと痩せると言っていた。テレビショッピングの実演では、ビーカーに水と食用油を二層にして入れ、そこにキトサン粉末を加えて掻き混ぜていくと油とキトサンが団子状に固まり水の底に沈殿した。これが胃や腸の中で起こって油はキトサンに絡め取られて吸収されずに排出される。油が吸収されないから太らない=痩せるというわけだ。何とも子供騙しな説である。
そもそも食用油がたっぷりと胃腸の中にある状態などありえない。油をグビグビ飲む人は見たことがないし、きっと美味しくない。腸内では油分があれば乳化されて小さなミセル状になるためキトサンに絡め取られることもまずないだろう。実験(in vitro)と生体反応(in vibo)では様相が異なるわけで、キトサンに痩身効果はない。
さらにキトサンは関節の痛みに効果があるとも言われていた。グルコサミンが関節に良いというところから発展した考えなのだろう。確かにキトサンはグルコサミンが多数連なったものであるが、口から入って下から出て来るまでの間にグルコサミンに分解されることはない。人はキトサンを分解する酵素を持っていないからである。分解されないのだから吸収されることもなく、すべて排出される。入ったものはそのまま出ていくだけであるから関節どころか何処にも効かない。
それではヒアルロン酸のように直接関節に注入出来れば効果があるのか?否、キトサンは水に溶けないのでそれも無理である。
では何故あれほどのブームになったのか。キトサンは専門領域で驚くほどの効果を発揮する。医用材料(手術用の糸、人工皮膚など)に関しては秀逸である。免疫による拒絶反応が驚くほど少ない。その他にもいろいろあるのだが、それらが話題となり注目されることで一見有り得そうに思われる痩身や関節への効果が話題になったのだろう。間違いなく素人の発案だと思うが。
結局何が言いたかったかというと、うまいこと宣伝していてもまったくのデタラメだったりもするので気をつけようということ。自分に言い聞かせるつもりで書いたのだが、私は非常に信じ込みやすい。キトサンなど化学的にあり得ないとハッキリする分野は大丈夫なのだが、目に見えない世界の話には滅法弱い。弱いくせに大好きなので始末が悪い。キチンと気をつけます。

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自己紹介:
2007年3月、満を持して治療院を開業しました。

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