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三崚堂ブログ

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繁盛院

知人のオススメ治療院に行って来た。頚を痛めてからニ週間弱経っていたので痛みはそれほどでもなかったのだが、予約が取れない程の盛況振りということで、勉強させてもらおうと思い訪ねてみた。

確かに盛況で私が行った時にも三人の患者さんが治療を受けていた(ちなみに実費)。

なるほど、『何か秘密の技があるはず』だ!

期待しながら治療を受ける。

望診で膝が腫れてるとか肩・肘が悪いなどと言われるが、自覚的なものはない。何かスポーツをやっていたか聞かれ、ほんの少しだけ野球を…と言うと、「それで痛めたんだね」と言いながら左肘をゴリゴリ。右投げですが…とは言えなかった。

肩、肘、顎(→何故?)、股の関節をゴリゴリやって、脚を引っ張って、全身に低周波、おそらくタルクを使ってのマッサージ。
ここまで約一時間。もしやこの後に鍼の妙技が施されるのか?と期待したが治療はそこで終了した。

確かに予約で一杯なのだが何がそうさせるのだろうか。これと言って特長的なものは見当たらないなと思っていたのだが、よくよく思い返してみるとある特長を見つけた。

それは、『直接皮膚に触れて行うマッサージ』をするという点とそれを『おばあちゃん先生』が行うという点である。

最近の主流はクイックマッサージ的なもので、服を着たまま受けるスタイルが多い。
そんな中、直接皮膚に触れて行うマッサージはそう多くは見られない。
エステも似てはいるが治療とは異なるし、敷居が高い(…と思うのは自分が貧乏人だから?)。

そんなマッサージを実際に受けてみると、手が皮膚に直接触れることによる『癒され感』が感じられるのは確かなようだ。

私は自分が施術する時もされる時も『効くぅ~感』を求めていたが、これとは全く別物を患者さんに提供しているということに気が付いた。

その方法で治療院が流行るなら私も…と行きたいところだが、あと数年で40代を迎えようとしているオッサンが患者さんのお肌をスリスリしてたらアウトだろう。

つまりそのマッサージは、女性施術者じゃなければまず受け入れてもらえない、ある意味特別なマッサージなのである。

それが巷であまり見られないのもその特殊性が理由のひとつだと言えよう。

結局、私が行った予約が一杯なその治療院は
『①巷にあまり見られない、
 ②女性=おばあちゃん先生が施術してくれる、
 ③直接皮膚に触れて行うマッサージをしてくれて
 ④癒され感を与えてくれる治療院』。
だったのである。
そういったマッサージ好き達にとっては、希少価値ありありということになる。

いささかこじつけ的ではあるが、繁盛院の理由=『希少価値があり確実に効果を(感覚的にでも)表す』を見い出し(…た気になり)満足した次第である。

だからと言ってウチが繁盛院になるかどうかは別の話だが…。
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2007年3月、満を持して治療院を開業しました。

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