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三崚堂ブログ

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拾い食い

娘はいつの頃からか『オヤツ』を覚え(実際、教えてしまったのは私だが…)、私が保育園へお迎えに行く日は必ずオヤツをせがまれる。

ほとんどが、ガム、ラムネ、グミなどを所望する。娘の中でオヤツを選ぶ基準は玉数がたくさん入っていることだそうである。たくさんあると得した気分になるのだろう。

そんなオヤツだと、だいたい2~3個はポロッと落としてしまう。家の中で落としたものは拾ってパクッとやっているが、さすがに外で落とした時には「落としちゃった…」と未練有り気に見やっている。

私が「汚れてないから大丈夫じゃない?」と言っても、育ちが良いので拾って口へ持っていくことはない(促している時点で育ちが良いとは言えないか)。


東洋医学には『金匱要略』という古典がある。
その古典の中で「食べられるもの・食べられないもの」について書かれている部分がある。

『地に落ちても土ほこりがつかない肉や肝、
 水に落ちて浮かぶ豚肉、
 犬や鳥が食べない諸肉および魚肉、
 地に投げつけても土ほこりが付着しない諸五臓および魚、
 自然死の獣肉で口を閉じないもの、
 疫死した六畜、
 自然死の鳥で口を閉じないか羽を合わせないもの、
 目を閉じない魚、
 鰓のない魚など。
 これらは程度の差があれ毒性を持っているから食べると病気になるか死ぬ。』

大昔は食べられない肉や魚をこのような基準で判断していたということなのだろうか。

それにしても自然死の獣や鳥の口の開閉と毒性の有無との関係性はわからない。

それから目を閉じない魚って?逆に目を閉じる魚っているのか?

さらに鰓のない魚って何?その時点で魚とは言わない気がするのだが。鯨やイルカのことを言ってるのだろうか。



落としたガムやラムネを食べて命を落とすことはない。
だからと言って食べても良いとは教えられないところ。

世の中、衛生面を気にし過ぎちゃ~いないでしょうか。

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2007年3月、満を持して治療院を開業しました。

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