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三崚堂ブログ

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成長

保育園の運動会があった。この二年ほど雨に祟られており、室内に入ったり外に出たりの慌ただしい会だった。

そんな中、子供達は元気一杯。一年毎に動きがしっかりしてくるのがハッキリと分かり、子供の成長を実感する。


成長と言えばこの数ヶ月の間、娘が膝の痛みを訴えてビービー泣くことが多くなった。
いわゆる成長痛、医学的にはオスグッド・シュラッテル氏病と言われるもの。

骨の成長に筋肉の成長がついていくことが出来ず、膝蓋腱の付着部が引っ張られて痛む。痛みが響いて膝周り全体に痛みを感じることが多い。

そんな娘はクラスで一番背が高く脚が長い。やはり、脚がグングン伸びているのだろう。

治療と言っても大腿部の筋肉を弛めて付着部の負担を軽くしたりするのだが、元来子供の筋肉は柔らかいためマッサージも気休めに過ぎない。

まだ小さかった頃はおまじないが良く効いた。
膝に手を当て目を閉じて適当にブツブツ…唱える。手を離して「もう治ったよ(^-^)」と言ってあげれば治って(?)いた。
しかし5歳にもなれば「全然治ってな~い(ToT)」と見抜かれる。これもまた成長だ。

テーピングが比較的効果があるし、お風呂に入れると痛みを忘れることが多いようだ。

この痛みとまだまだ長く付き合っていかなければならない娘は気の毒なのだが、どんどん成長する子供を見るのは面白い。


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先週のシルバーウィークはプリキュアのスタンプラリー、西武園遊園地、東映アニメーションギャラリー、補助輪なし自転車の練習で過ぎて行きました。

スタンプラリーは西武線のイベントで、7月後半から8月中旬までと、それから9月の連休までの2部構成になっていて、前半行ってしまったらコンプリートするには後半も行かなければならない仕組み。西武さんも考えたなと思う。
娘もまんまと思うツボにはまってしまったというわけだ。

そのスタンプラリーに参加すると西武園遊園地の入場が無料になり、乗り物が一回分無料になるサービスが付いてくる。

遊園地で散々遊びまくり疲れ果てながらスタンプラリーに復帰したが、制限時間が設定されており結局大泉と練馬の二駅を残して終了。後日、残りのスタンプを捺しに行くことに。

二日後、大泉にスタンプを捺しに行くと、プリキュアが画かれた東映アニメーションギャラリーの看板を娘が発見。ついでということで足を伸ばしてみる。

娘はプリキュアのフィギュアやパソコンでの塗り絵やゲーム、キックボードなどにはまって遊んでいた。息子はベビーカーで爆睡。私は昔のアニメの主題歌を延々流しているビデオにはまってしまった。
『マジンガーZ』や『グレート・マジンガー』はもとより『グレンダイザー』や『鋼鉄ジーグ』、『マシン・ハヤブサ』、『グランプリの鷹』、『ガイキング』etc…
かなり長い間眺めていたが息子が目を覚まして騒ぎ出したので鑑賞終了。まだまだ続いていたので最後まで観てみたかったなと思う。意外と大人がはまるかも。

その後3人でファミレスで食事をして帰宅。写真はドリンクバーのオレンジジュースを飲みまくる息子(撮影は娘)。

自転車の補助輪はずしの練習は、近くの広場のある公園で行なった。何度もコケて、ハンドルをミゾオチにぶつけては苦し気にすすり泣いていたが、「止める」と言い出さない根性は大したものだ。

少し乗れるようになってきたが、まだ咄嗟にブレーキに指が向かないようで、弟が眠っているベビーカーに突っ込んでしまい、この時ばかりは本人は大泣き。
突っ込んではいけないことは解っているけど…。半分パニックでブレーキに頭が回らない様子が伺える。
停まりたいけどどうすることもできなかったのだろう。
弟は何ともなく安心したのと、自転車を停められなかった悔しさ、それとママのカミナリが大粒の涙を誘ったのだろう。




拾い食い

娘はいつの頃からか『オヤツ』を覚え(実際、教えてしまったのは私だが…)、私が保育園へお迎えに行く日は必ずオヤツをせがまれる。

ほとんどが、ガム、ラムネ、グミなどを所望する。娘の中でオヤツを選ぶ基準は玉数がたくさん入っていることだそうである。たくさんあると得した気分になるのだろう。

そんなオヤツだと、だいたい2~3個はポロッと落としてしまう。家の中で落としたものは拾ってパクッとやっているが、さすがに外で落とした時には「落としちゃった…」と未練有り気に見やっている。

私が「汚れてないから大丈夫じゃない?」と言っても、育ちが良いので拾って口へ持っていくことはない(促している時点で育ちが良いとは言えないか)。


東洋医学には『金匱要略』という古典がある。
その古典の中で「食べられるもの・食べられないもの」について書かれている部分がある。

『地に落ちても土ほこりがつかない肉や肝、
 水に落ちて浮かぶ豚肉、
 犬や鳥が食べない諸肉および魚肉、
 地に投げつけても土ほこりが付着しない諸五臓および魚、
 自然死の獣肉で口を閉じないもの、
 疫死した六畜、
 自然死の鳥で口を閉じないか羽を合わせないもの、
 目を閉じない魚、
 鰓のない魚など。
 これらは程度の差があれ毒性を持っているから食べると病気になるか死ぬ。』

大昔は食べられない肉や魚をこのような基準で判断していたということなのだろうか。

それにしても自然死の獣や鳥の口の開閉と毒性の有無との関係性はわからない。

それから目を閉じない魚って?逆に目を閉じる魚っているのか?

さらに鰓のない魚って何?その時点で魚とは言わない気がするのだが。鯨やイルカのことを言ってるのだろうか。



落としたガムやラムネを食べて命を落とすことはない。
だからと言って食べても良いとは教えられないところ。

世の中、衛生面を気にし過ぎちゃ~いないでしょうか。

遅い夏休み

先週半ばから遅い夏休みを取ってきました。

北海道へのバカンス…と言いたいところですが、娘と息子の『おじいちゃん・おばあちゃん表敬訪問』の付き添いと言ったところです。

いや、まぁ疲れました!

飛行機の中で愛想を振り撒き、周囲を巻き込んで騒ぐ息子をなだめ、

片や、酔っただ気持ち悪いだと訴える娘の気をそらすのに苦心し、

環境の変化に反応したのか、いつもより激しい夜泣き(飛行機に乗った日と車で長距離移動した日は特にグズる)を抱っこでなだめ、

食事時でもジッとしてられない行儀の悪い息子を抑え、

ジィジ・バァバに優しくして貰えることに気を大きくし、生意気モードに入りがちな娘をたしなめ、

一日中続く子供達の遊びに付き合い etc…

はぁ、疲れた。

一人仕事のため早く帰って来たのですが、その日の晩はグッスリ。
夜中に一度も眼を覚まさなかったのはいつ以来だろう?思い返してみると、前回、妻と子供達だけが帰省した時だった。

子供が子供でいるうちは熟睡できないと言うことですね。

子供達よ!早く大きくなってくれたまえ!

臨休

9月3日~5日まで帰省のため臨時休業とさせていただきます。

ホントは9月の連休に帰省しようと思ったのですが、飛行機のチケットが取れずに断念。
帰省をやめようと思ったのですが、娘が「どうしてもおばあちゃん家に行きたい!」と言っており、お友達がみんな夏休みを取って保育園をお休みしてる中、皆勤で園に行ってくれたということもあり、娘の願いを叶えてあげることにして日にちをズラして帰省することにしました。

連休の前の週も満席で取れなかったのでこの日になりました。

こんなに混んでるなんて、中標津方面で何かあるんでしょうかね?

羽田―中標津便が1日1往復しかないから混むのでしょうが、何とかならないものでしょうか。

ムネオさんに勢いがあった時は二便あったんだけどなぁ…

明日は選挙。誰か二便に出来る人、居ませんか?

広告

最近、タウンページに広告を載せて欲しいと営業電話がちょくちょく掛ってくる。

昨年一年間は広告を載せてみたのだが、ただの一度も反響がなかった。

その旨を伝えると、「一年だけではなかなか結果は出ません」ですって。

一年以上かけて反響が大きくなるという保証もないのによく言うよ!って感じ。

何とかうまいこと言って、顧客を増やすことだけ考えてるんでしょうね。
あちらさんも仕事だもんなぁ。


今まで広告と言えば、昨年のそのタウンページしか使ったことがないのだが、何か使った方が良いのだろうか。

昔、お世話になった某先生は『広告うつのはウチは暇だから来てくださいと言ってるようなもんだよ』と言ってたけれど…。

『中国医学はいかにつくられたか』

…という著書を読んだ。山田慶兒・著、岩波新書・刊。

この著書は直接臨床に活きてくるものではないかもしれない。

ただ、数ある古典の内容のみならず、それらが編纂された歴史的背景まで詳細に記されていることから、それら古典類の分類、系統を知るには良著であると言える。
それらが古典の理解・解釈をさらに深めることになると考えれば、間接的には臨床に役立つと言えなくもない。


それにしてもこの著者さん、知識がハンパじゃない!

さすが、京大名誉教授!!


そういえば、どこぞの某エディターさん(女性)が昔言っていた。
東大など一流の大学の先生は書いた原稿の文章がシッカリしているが、その辺の適当な大学の中には教授と呼ばれる人なのに滅茶苦茶な文章を書いて来る人がいる…と。

偏見ではないんだと思う。それなりの道を歩んで来た結果なのでしょう。


我が身に置き換えると、(こんな文章を書いていて)耳が痛くなる。

繁盛院

知人のオススメ治療院に行って来た。頚を痛めてからニ週間弱経っていたので痛みはそれほどでもなかったのだが、予約が取れない程の盛況振りということで、勉強させてもらおうと思い訪ねてみた。

確かに盛況で私が行った時にも三人の患者さんが治療を受けていた(ちなみに実費)。

なるほど、『何か秘密の技があるはず』だ!

期待しながら治療を受ける。

望診で膝が腫れてるとか肩・肘が悪いなどと言われるが、自覚的なものはない。何かスポーツをやっていたか聞かれ、ほんの少しだけ野球を…と言うと、「それで痛めたんだね」と言いながら左肘をゴリゴリ。右投げですが…とは言えなかった。

肩、肘、顎(→何故?)、股の関節をゴリゴリやって、脚を引っ張って、全身に低周波、おそらくタルクを使ってのマッサージ。
ここまで約一時間。もしやこの後に鍼の妙技が施されるのか?と期待したが治療はそこで終了した。

確かに予約で一杯なのだが何がそうさせるのだろうか。これと言って特長的なものは見当たらないなと思っていたのだが、よくよく思い返してみるとある特長を見つけた。

それは、『直接皮膚に触れて行うマッサージ』をするという点とそれを『おばあちゃん先生』が行うという点である。

最近の主流はクイックマッサージ的なもので、服を着たまま受けるスタイルが多い。
そんな中、直接皮膚に触れて行うマッサージはそう多くは見られない。
エステも似てはいるが治療とは異なるし、敷居が高い(…と思うのは自分が貧乏人だから?)。

そんなマッサージを実際に受けてみると、手が皮膚に直接触れることによる『癒され感』が感じられるのは確かなようだ。

私は自分が施術する時もされる時も『効くぅ~感』を求めていたが、これとは全く別物を患者さんに提供しているということに気が付いた。

その方法で治療院が流行るなら私も…と行きたいところだが、あと数年で40代を迎えようとしているオッサンが患者さんのお肌をスリスリしてたらアウトだろう。

つまりそのマッサージは、女性施術者じゃなければまず受け入れてもらえない、ある意味特別なマッサージなのである。

それが巷であまり見られないのもその特殊性が理由のひとつだと言えよう。

結局、私が行った予約が一杯なその治療院は
『①巷にあまり見られない、
 ②女性=おばあちゃん先生が施術してくれる、
 ③直接皮膚に触れて行うマッサージをしてくれて
 ④癒され感を与えてくれる治療院』。
だったのである。
そういったマッサージ好き達にとっては、希少価値ありありということになる。

いささかこじつけ的ではあるが、繁盛院の理由=『希少価値があり確実に効果を(感覚的にでも)表す』を見い出し(…た気になり)満足した次第である。

だからと言ってウチが繁盛院になるかどうかは別の話だが…。

頚が…

日曜日、お世話になっている同じ業界の先生を治療し、合間に自分もその先生に骨格調整してもらった。

チェスター(背骨の調整)をしてもらった直後から左頚部に痛みが走った。

背骨の調整なのに頚に痛みが来たのは、自分の手で頭を抱える姿勢で施術者がそこを抱えるようにして調整するためで、先生の抱え込みがキツ過ぎた為に頚の筋肉か腱か靭帯を伸ばしてしまったものと思われる。

普通ならば、その部位を十分ほぐして柔らかくしてから行うので問題になることもないのだが、この日はほぐすことなくいきなり矯正したのが良くなかったのだろう。

頚が右に傾き動かなくなり、少し動かしただけでも激痛がはしる。
時間を追う毎に痛みは増し、夜にはもうどうして良いかわからないほど痛んだ。

夕飯時に肉を焼いたからワインでも飲めばと妻が勧めてくれたが、痛みでコルクを抜けず断念。
そんな状態で飲もうとするのも、飲ませようとするのもどうかしているが…。

横になっても枕に乗せた頭の位置が定まらず、痛みで眠るどころではない。それでも何とか無難な姿位を見つけて寝入るが少し動くと目が覚める。
朝方眼を覚ました時には寝入った時からまったく動かず同じ姿勢で眠っていた為、体も痛く、体位変更を試みるが下手に動いてまた激痛。痛みで吐き気を催した。


とりあえず鎮痛薬をもらいに朝イチで整形外科へ。
レントゲンを撮り、骨には異常なしということで薬を出してもらう。

理学検査のひとつもせずに写真だけでの診断。
それほど重症じゃないってことなのだろうけど…。

病院へ行くといつも思うことだが、医者って薬は出してくれるけど他には何もしてくれない。
『医療を施す者』が医者なわけであって、『薬の処方箋を出す者』を医者と言うのだろうか。

それでも処方してもらった薬を飲むと痛みは軽くなる。
医者が凄いのではなくて薬が凄いのだ。
ただ、薬が切れるとやっぱり患部が痛み出す(ここを治してくれるのが医者だと思う)。

自分で鍼したり灸したりしてみたが痛みで背中に手が回らない…。
足や手のツボを使って治療してみたが芳しくない(やっぱり私も医者じない)。

後日、知人のお勧めの鍼灸院に行ってこようと思う。

[図でわかる]中医針灸治療のプロセス

…という本を読んだ。監訳:原昭二氏、訳:和辻直・斉藤宗則両氏、東洋学術出版社から刊行されている。

本書は『実用針灸治療表解』(朱江・劉雲堤・宋キ編、中医古籍出版社刊)の訳本ということらしい。

さまざまな病気に対して中医学的な視点から病症を分類し、病因病機、弁証、主症、兼症、舌脈診、治則、配穴、施術法まで記しており、加えて耳穴、皮膚針、電気針、頭針、火針、灸法、刺絡などの見解も加えている。

内容が臨床的で、チャート形式でわかりやすく書かれてるが、中医学自体が漠然とした感覚的なもの(と私は思う)なだけに実際に応用するとなるとスムースには進まない。

監訳者が序文にて記すように「東洋医学本来の鍼灸治療」の「導入書」としての利用が適しているのではないだろうか。

各病症についての配穴については、ツボの数は少ないにも関わらず特効穴でもない。おそらく挙げられているツボのみを使っても効果を得られるかどうかは疑問と思われる。

逆に巻末の付録②:針灸穴位主治分類に挙げられているツボについては、「考えられるものは全て挙げときました!」的に数多く羅列してあり実用的ではない。その中から取捨選択せよということなのだろう。

そんな中でも『穴名注釈』には本文中で取り上げた奇穴など正穴以外のツボについて、取穴部位まで説明してくれているのは非常に有難い。


本書をステップとして、更に中医学の勉強を進めてみようと思う。

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鍼灸師
自己紹介:
2007年3月、満を持して治療院を開業しました。

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