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三崚堂ブログ

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日本式オステオパシー?

日本にオステオパシーが初めて伝来したのは1910年だそうで、当時は山田式整体術と云われていたそうだ。

その後、山田式整体術は独自の発展をみせ、本場アメリカのものとは異なる日本独自のオステオパシーが築かれた。

その整体術の基本的な概念が著書『オステオパシー誇張法教本』(スカイイースト刊)の中で次のように記されている。

『路上に水溜まりがあってその中に石があったと仮定する。
石の下には水が入り込まずに乾いているが、その石の端をほんの僅か持ち上げれば石の下全体が水で潤うことになる。
ところが、この石の端を大きく持ち上げると反対側の石の下を強く地面に押し込むことになり、石の下では又水がせき止められることになる。これによって又水の流れが妨げられる。

人が動くのは骨が動くのではなく各関節が動いている。関節を動かす為に靭帯、筋肉その他の組織があり、それぞれに栄養を与えているのが血液、脳脊髄液及びその他の体液である。

これらの体液類の流れが悪化して各組織への栄養供給に不具合が生じ、関節の動きが悪くなると痛みや拘縮が起きる。

体液を上手く供給するには石を大きく動かすよりも僅かに動かす方が効率的で他への負担も少ない。』

循環が悪くなり不具合を生じた関節、靭帯、筋肉、筋膜などを回復させるには強い矯正力は必要なく、ほんの僅かな力を必要とするのみであるということである。

治療を行うに当たっては、非常に有意義な概念である。

ただし、すべての症状に対応出来るものではないと思われ、適応症状の鑑別力が確かならば大きな武器になるだろう。




池袋の治療院・三崚堂
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2007年3月、満を持して治療院を開業しました。

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