居眠り運転

娘が小さい頃、兄夫妻からプレゼントされた三輪車は現在、ナオのマシンとして活躍している。

先の日曜日も三輪車に乗りたくて乗りたくて仕方ない様子。
午前中プールに行き、昼寝もせず、お姉ちゃんのお友達と騒いだ後に三輪車で出掛けた。

後ろに取り付けられているサポート・ハンドルを押しながらのドライブで、たまに自力で漕ぐのだが疲れるとサボって、「あっち！こっち！」と指図する。

そうこうしているうちに、頭がコックリ、コックリしてきて居眠り運転を始めるに至る。

こうなってくると、こちらは大変。
右手でハンドル操作、左手でナオの頭をわし掴みにしながら、フリーにしたペダルに乗せた足と、ハンドルに乗せた手がズリ落ちないように、さらにサドルに乗せたお尻が前に滑っていかないようにバランスをとりつつ、家路を急ぐ。

すれ違う人達の失笑などかまってられないほど、こちらは必死。居眠り運転を始めた車を助手席側から懸命に操作しているような気分。

でも大体は途中で全身脱力して乗っていられなくなり、結局は左腕で抱っこ、右手で三輪車を転がしながら帰ることになる。

片腕で持つナオがまた重いんだよね～。はぁ～、まいった。