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三崚堂ブログ

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ナオの冒険

新しく住み始めた家の周りは、歩きあるいは自転車を使えば何でも揃う立地としては好条件な場所にある。

家を出て家一軒分歩くと片道二車線の国道230号線(通称石山通り)があり、そこを渡ったところに小さめだが図書館がある。

土曜日に子供達を連れて行ってみると、子供の本は結構揃っていて、雨の日の子供の暇つぶしには使えそうな感じ。



この日、キッズスペースで絵本を見ているとおばちゃん達がゾロゾロ入ってきた。何かの視察かなと思っていたら、ボランティアの読み聞かせ部隊だった。

たまたま居合わせたのだが、部隊が来たからといってそそくさと出てくるのもバツが悪いのでちょっと付き合ってみた。

ウチの子三人+よその女の子二人と私。女の子二人はこれを聞くためにわざわざ来たようで熱心に聞き入っている。

ウチの子供達、ガクは一応聞いている。カホは背中を向けて読書。ナオは目の前に違う絵本を開いて音読。

苦笑いしながら読み進める部隊。ま、ナオにしてみりゃ楽しく読んでいたところを勝手に割り込んできたんだから文句のひとつも言いたいところだろう。

二冊目に入るとガクも飽きだし、三冊目になるとナオとガクが「もう帰ろー」とキッズスペースから逃げ出して行った。「すみませ~ん…」とペコペコしながら退散。



受け付けで図書カードの説明を受けているとナオが見あたらなくなった。

カホと一緒に二階や図書館周り、隣の車屋さんなど捜し回るが見つからない。まさかと思い家に電話してみると帰って来てると言う。

両側合わせて4車線の道路をひとりで渡って帰ったらしい。

いやぁ~、肝を冷やしました。ガンガン車走ってる道ですからね~。
たまたま車が走ってなかったのか、車がよけてくれたのか。

目を離した私にも非はありますが厳しく言い聞かせた次第。

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新しい小学校

翌月曜日、娘は早速、新しく通うことになる小学校へ。

登校前に区役所から入校許可証を出してもらい、それを持ってママに連れられて登校。

随分緊張した面もちで、先生に連れて行かれたそうだ。

小学校はかなり大きく、教室の前にはプレイルームのようなものがあり、学年で何かするときはそこを使うらしい。

今はそこで来月半ばに行われる学習発表会(いわゆる学芸会)の演劇練習をしているそうだ。
娘はお姫さま役に抜擢されたらしい。5人いるうちの1人だそうだが。



初日にママが迎えに行くと、一緒に待っていてくれた友達の肩を抱き、「この子、親友~。」と紹介してくれたらしい。

二日後には「クラスの女子はみんな友達になれたよ!」との報告。

三日後には友達と約束したと言って、ランドセルを置いた後、再び学校へ出かけ、その週末には家にお友達を招いていた。

大したものだと感心するばかり。そのコミュニケーション能力はきっと将来役に立つと思う。



ただ、方向音痴ぶりは相当なものらしく、学校への道順が覚えられない。

一人で行かせようと送り出しても、「わからない~(T_T)」と泣いて戻ってくる始末。

一週間付き添ってやっと行けるようになったかなってところ。



とりあえず娘に関しては問題なさそう。ホッとひと安心。

いざ札幌へ3

引っ越し業者の荷物搬入が18時過ぎになるとの連絡だったので、ホテルでバイキング形式の朝食を済ませ、のんびりとホテルを出た。

外に出たら寒かった~。

空っ風が吹き付けて、身が縮こまって震えてくる感じ。

街行く人達の身なりを見てみると我々とは違って、厚手のコートが一枚多い。

こちとらいつもの格好にTシャツ一枚重ね着して、薄手のジャンパー羽織ったくらい。甘かった。この日からガクの鼻水が出っぱなしに。



地下鉄に乗ってみると、東西線が二駅延びててビックリしたり、日曜日なのにガラガラなのにビックリしたり、真駒内で熊が出たと聞いてビックリしたり。


暖房のない部屋で昨日まで着ていた服を重ね着して寒さをしのぎ、その後、近くの『しまむら』で購入した毛布でチビ二人をくるんで必要となるガス台や灯油ストーブを買いに外出。

暗くなってやっと引っ越し業者が来て30分で荷物搬入。東京へ行く前に使っていた石油ファンヒーターを11年ぶりに箱から出し、買ってきた灯油を入れて暖をとる。

暖かいって素晴らしい!!

いざ札幌へ2

札幌に着いた日はホテルロイトン札幌に宿泊。

貧乏旅館泊まりを常としている我が家ではまず考えられない豪華な装い。家族5人で二部屋分。中でつながっててフカフカベッドと各部屋にテレビ。わざわざ瓶に詰め替えたシャンプー・リンスにボディソープ。家にあるのよりも長持ちしそうな使い捨て歯ブラシ。娘は大満足な様子。

ゴージャスなのに前日泊まった池袋の小ちゃくて押し込められた感満載のホテルと変わらない価格。8畳間くらいの畳部屋にマットなしの煎餅布団。コーヒーやホットチョコなど飲み放題と聞いて行ってみたらインスタント。狭~いバスタブで子供達と湯に浸かったが、疲れを癒やすどころじゃない。ま、私は嫌いじゃないけどね。

何はともあれ物価が違うんだよね、きっと。東京の感覚で安いからと油断してたら破産かも。物価に合わせて収入も下がるということを肝に銘じておく。



いざ札幌へ

急いで向かった駅では、カホの保育園時の友達とパパママ達が見送りに来てくれていた。

思えばこの人達がいてくれたお陰で楽しい東京ライフを送ることが出来たんだと思う。みなさま、ありがとうございました。

駅を出てから池袋で荷物を拾い、品川経由で羽田空港へ。

北海道じゃPASMOが使えないので残金0にしようと思ったのだが残っちゃった。また使える日は来るのだろうか。

羽田空港の滑走路が、バードストライクと工事の影響で一本しか使えず出発が大幅に遅れる。
結局一時間くらい遅れて千歳到着。

弁当買って“汽車(電車ではない)”で食べる。そして札幌に着く。

「初めて札幌に来た~!」とはしゃぐ娘。私や妻にとっては「帰って来た~!」だが子供達にしてみればそうなんだよね。

見知らぬ地で新しい生活を始めるのと、知った地で始めるのとでは随分と違いがあるだろうから娘のメンタルは我々とは違うということを気にしてかなければならないなと今更ながら思った次第。


ナオの運動会

翌日、ナオの運動会の為、超重い荷物はコインロッカーに預け、池袋から氷川台へ逆戻り。

池袋で患者さんのOさんが、ナオの運動会の為にそれはそれは豪華なお弁当を作って手渡してくれた。涙が出るほど嬉しかったです。Oさん、ありがとうm(_ _)m

遅刻しそうで駅から園まで小走り状態。園に着いた頃にはナオはヘロヘロ。既に一回目の運動会を終えたような状態に。

それでも先生や友達の顔を見ると元気を取り戻し、輪の中に消えて行った。

ガクは預かってもらい、運動場へ。前の保育園と違いグルッと一周できるコースを設け、年長さんなんかはリレーまでしてた。

ナオはその運動場内を斜めに引っ張った直線コースでの30mの駆けっこ、忍者に扮しての踊りや走り、太鼓に合わせての荒馬、親子競技(やっぱり忍者)に参加した。

とても楽しそうに体を動かしていた。

運動会終了後、ナオはみんなに取り囲まれて、話し掛けられたり、一緒に写真を撮ろうと誘われたりしたのだが、その輪から逃げ出すようにして出てきて、「早く帰ろう」とひと言。別れが辛かったのかなぁ…。

とにもかくにも引っ越しで忙しい合間の運動会も無事終了。やっと通い慣れ始めたこの保育園ともほぼ永遠にサヨナラ。寂しさがグッと募るが後ろは振り返らない。

自宅の引っ越し

休む間もなく今度は自宅の引っ越し作業に取り掛かる。

これがまた大変大変。

治療院から持ち帰った荷物を梱包し、同時に自宅荷物の梱包をする。

自宅の家具や家電は裏面や底面に7年分のホコリが積もっており、私の性格上それを無視して梱包することができない。それらを清掃して梱包するからさらに時間を要する。

結局、4日分を引っ越し作業に当てたが足りなかった…。



引っ越し当日。8時半過ぎに来た業者さんに、梱包しきれてない荷物を強く(妻が)指摘される。

引っ越しのプロの作業は超速で、しかも『鬼軍曹』と妻が名付けたリーダー格がテキパキと指示を出し、次々と荷物が減っていく。

そのスピードにつられるかの如く、我々も荷物を詰め込む。

11時頃にはすべての荷物が積み込まれた。



ひと休みした後、室内を清掃し不動産屋立ち会いのもと室内チェックを終え、鍵を返還。この時点で帰る家が無くなった。

妻が娘の小学校と学童へ挨拶を兼ねてお迎えに行ってる間、玄関ホールで待機し、帰って来た後、入れ違いで私が保育園へお迎え。チビ二人を連れ帰った後、練馬区からレンタルしていた三人乗り自転車を返却。

ランドセルや保育園モノをダンボールに詰め札幌に送り、それでも残った重い荷物をカバンに詰め込み池袋へ出て小さなホテルに宿泊。



超ハードな一日を終える。

三崚堂治療院閉院2

そして翌日。

レンタカーを借りて荷物を積み込み始める。

前半は妻が手伝ってくれて作業もはかどりいい感じで第一回目の搬送を終える。

妻は子供のことがあり自宅に残り、私ひとりで二回目の作業に。

ひとりでの作業では奥の方への積み込みなどに手間取り、なかなか捗らない。

さらには駐禁ハンターがやって来てこの車を狙っている。

すると患者さんのIさんがご夫婦で挨拶に来てくれて、Iさんが車の見張り番、旦那さんが作業を手伝ってくれたことで作業が捗り、なんとか二回搬送で済みました。

Iさん、そして旦那さま、本当にありがとうございました。
手伝ってもらえなければ駐禁切られた上に、三回目の搬送作業を強いられたことでしょう。



荷物を運び出した後、室内の清掃をしていると大家さんが現れ、しばし歓談。お礼のお菓子を渡し、鍵を返し、ブレーカーを落として5年半営業した三崚堂治療院は閉院しました。

三崚堂治療院閉院1

10月13日土曜日、三崚堂治療院の東京での治療活動は終了しました。

たった5年半でしたが、皆さまご懇意にしていただきありがとうございました。



土曜日は治療が終わってからが大変大変。

荷物整理と院内清掃、現状回復。

大したことないなと思っていたが、いざ手をつけてみると大したことあるある。

カーテンはずしたり、カーテンレールはずしたり、スピーカーはずしたり、スピーカーコードを保護する壁に貼りついたラインカバーをはずしたり、絵をはずしたり、こまかい治療用具を整理してまとめたり、掃除したり…。

0時頃、ひと段落し帰宅。

外食し、シャワーを浴びて床につくが、翌日の荷物搬送を考えると頭が冴えてきて、寝たんだか寝てないんだかといった感じに。

さて、もうひと仕事だ。


もうひとつの運動会

体育の日。今年も恒例の健保組合の運動会。

毎年100m一位を目指しチャレンジするもいつも願い叶わず。最後の今年、とうとう勝てず終いで3位に終わる。娘に顔向けできないわ。

今年は進行が恐ろしく悪く、娘とチビ二人の種目待ちに1時間近く待たされ、子供達が限界を超えてしまった為、お弁当を食べ終わったら即、遊園地行きとなった。

結局、私の徒競走、娘の玉入れ、チビ二人の参加競技のみの出場に終わる。

妻はと言えば、買ったばかりの一眼レフ片手に動き回ってた。カメラ、随分面白いそうです。

毎年、運動会の最後に、入場時に配られた整理番号による抽選会がある。

過去、かすったことすらない抽選だが、帰宅前に一応当選番号を確認してみると、なんと2等当選!最後に健保運動会から餞別を貰った気分。

貰ったはいいが、さて使うことあるだろうか。

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2007年3月、満を持して治療院を開業しました。

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